日本の祭りレポート

秩父川瀬祭

ちちぶかわせまつり

秩父川瀬祭1
秩父川瀬祭2
秩父川瀬祭3
秩父川瀬祭4
秩父川瀬祭5
秩父川瀬祭6
秩父川瀬祭7
DATA
7月19日・20日  ※毎年同日
埼玉県秩父市 秩父神社周辺
0494-25-5209(秩父市観光課)
秩父鉄道「秩父」駅より徒歩3分  関越道「花園」ICから国道140号経由で50分
※取材時2022年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

荒川の流れで神様も禊ぎ

秩父神社は埼玉県秩父市に鎮座する同地方の総鎮守。その秩父神社の摂社・日御崎宮の例祭が秩父川瀬祭です。春の田植祭で龍神様を迎え、川瀬祭りで夏の悪疫退散を願い、冬の秩父夜祭りでまた武甲山にお帰りいただく一連の流れでとらえると神様と地域の祈りの関わりが見えてきます。屋台は「番場町」「宮側町」「東町」「本町」の4地区から。笠鉾は「熊本町」「上町」「中町」「道生町」の4地区から。乗り子や囃子・拍子木などを担うのは小中学生の子ども達です。秩父夜祭りを大人の祭りとするなら、川瀬祭りは「子ども達が主役の祭り」。水や食べ物が腐りやすく疫病が流行りやすい夏に祓えの儀式があるのは祇園系の神社では一般的ですが、ここ秩父では特に子どもの命を守ることに焦点があてられてきました。現在では社会悪全般から子ども達を守ろうという趣旨もこめられていると聞きました。荒川に神輿を運び入れての禊ぎは見どころのひとつ。見ていて爽快です。

取材・文:加藤正明

概要

秩父の総鎮守・秩父神社の摂社である日御碕神社の例大祭。秩父を代表する夏祭りで「お祇園」とも呼ばれています。7月19、20日は八基の笠鉾・屋台が秩父屋台囃子を響かせ街中に繰り出します。20日午後、神社を出発し、 氏子に担がれた神社神輿は斎場前の荒川にもみこまれ、災厄を流しさると言われる「神輿洗いの儀式」で祭りは最高潮に達します。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

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