日本の祭りレポート
そうまのうまおい
祭りの起源は相馬中村藩主相馬氏の祖である平将門が下総の小金原に馬を放ち、敵とみなして武術の訓練をしたことに始まるとか。
祭礼2日目は500騎を超える騎馬軍団の「お行列」が雲雀ヶ原に集結して祭りのハイライト「甲冑競馬(かっちゅうけいば)」と「神旗争奪戦(しんきそうだつせん)」を展開。祭礼3日目には神馬を妙見様の神前にお供えする神事「野馬懸(のまがけ)」が行われます。祭りの期間中相馬には相馬藩が現れ、武者のいでたち、交わす言葉など、全てが戦国時代そのもの。東日本大震災、原発事故は相馬地方に壊滅的な被害をもたらしました。被災地の真っただ中で祭りをやる気概と誇り。それが痛んだ心と地域を立て直す相馬人の原動力なのです。
旧相馬中村藩領にて毎年3日間にわたり繰り広げられる「相馬野馬追(そうまのまおい)」は、平将門が関八州の武将を集めて下総国で行った軍事訓練(野馬を放して、その馬を敵兵に見立てて捕える)が起源だといわれています。甲胃(かっちゅう)に身を固めた騎馬武者が、腰に太刀、背に旗指物(はたさしもの)をなびかせて勇壮な戦国絵巻を繰り広げます。