日本の祭りレポート
しんめいのはなびたいかい
真夏の笛吹川。花火はスターマインと早打ちから始まりました。ここは初めから派手です。プログラムはメッセージつきの花火。花火の製作費を当人が負担すれば10万人を超える観衆の前で自分の想いをアナウンスしてもらえます。願いを天に届けるのです。取材のとき、素敵なメッセージがありました。それは“○○さん、××です。ぼくと結婚してください!”というもの。会場がどよめきます。そしてまだまだ花火は続き、30分ほど後にアナウンス。“先ほどの××さんのプロポーズを○○さん受けてくれたようです。おめでとうございます”10万人の観客大拍手。最後の一発が上がりました。目の前すべてが花火。それは直径500メートルの2尺玉。
【取材・文:苦田秀雄】