日本の祭りレポート
さんのうまつり
「祇園祭」「秩父祭」とならび、日本三大美祭とされるこの祭りは通称「高山祭」。屋台の彫りものに全国の寺社、山車などの造作に影響を与えた飛騨工の技が光ります。その豪華さを極めさせたのは材木で財をなした高山の豪商。祭りの日を古老はこう言います。“飛騨の目覚め”と。
12台の屋台はそれぞれ独自の特徴と美学をもちます。極めて精巧なからくり人形や屋台彫刻の最高傑作・唐子群遊彫刻、丸山応挙が下絵を描いた刺繍幕など、どれもが至高の芸術作品。夜、屋台には100もの提灯がつけられ、昼とは異なった風情をかもし、曳き別れ歌「高い山」の調べにのってそれぞれの屋台蔵へと帰ってゆくのです。
【取材・文:苦田秀雄】
ユネスコ無形文化遺産に登録された高山祭の屋台行事は、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の2つをさす総称。祭りの起源は1600年頃、屋台の起こりは1700年中頃とされており、「高山祭の屋台行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。日本三大美祭の一つに数えられ、豪華絢爛な12台の屋台曳き揃え、からくり奉納、夜祭りなどが行われます。
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写真は、日本を代表する祭り写真家・芳賀日向撮影チームによる作品から選びました。
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