日本の祭りレポート
おおたけまつり
これは大竹市をあげての祭りといえましょう。大瀧神社をでた神幸は還暦者2人の露払い、子ども3人の旗もち、触れ太鼓、天狗(猿田彦)、獅子、大名行列の奴たち、御所車、太鼓、神職、神輿、宮司と総代長の乗る神馬、子ども神輿、女性陣の華神輿、元町1丁目から4丁目と本町、三軒家の山車6基、むすひ衆の太鼓という構成。これが市内3キロの道を練るのです。山車の上には時代を風刺した造りものがそえられています。素人の手作り感がほっこり。神幸のしんがりはむすひ衆の太鼓の乱打です。この一斉打ちは一糸乱れぬ正確さで、もはや美学。突然の演技に感動して声も出ませんでした。この日、町中祭りだらけの大竹市。市民の結束の強さを感じます。
取材・文:苦田秀雄
江戸時代から続く無病息災と、子供たちの健やかな成長を祈願する祭りです。江戸期の参勤交代の行列を模した奴行列、神輿、御所車、各地区が奉納する山車、獅子舞、太鼓演奏が氏子約1000人により大竹路を沸かせます。六基の山車は、毎年新たに作製され、時代を風刺したものが多く、沿道からは歓声と拍手が送られます。
※出典:ダイドーグループ日本の祭り