日本の祭りレポート
おおむただいじゃやままつり
高さ6メートル、長さ10メートルの怪獣が300人に曳かれて街を練ります。大蛇山です。祭りの由来は大蛇に食い殺されそうになったお姫様をサワガニが助けたという、この地方に伝わる大蛇伝説です。三池新町・三池本町の競演は祇園祭2日目の日曜日夕方、第2区・第3区祇園は祭り最後の夜大正町2丁目近辺で最終競演を行います。本宮彌劔神社・諏訪神社も祭り最後の夜、2山の境界付近ですれ違い競演。火の粉と煙を激しく撒き散らしながらの大蛇山の競演はとてつもない迫力があり、特異。硝煙が鼻を衝きます。凄まじい音。祭りのクライマックスは神霊へのエンタテイメント。「女みこし舞椿」も結構いなせで、かっこいい。
【取材・文:苦田秀雄】