日本の祭りレポート

神戸南京町春節祭

こうべなんきんまちしゅんせつさい

神戸南京町春節祭1
DATA
1月下旬から2月中旬までのおよそ1週間(要確認)
兵庫県神戸市中央区元町通~栄町通(南京町)
078-332-2896(神戸南京町商店街振興組合)
JR山陽本線/阪急阪神電車「元町」駅下車
※取材時2010年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

そこは中国古典の世界

春節とは旧暦の正月を意味し、中国ではこの日に正月のお祝いをします。神戸元町駅を海に向かって少し歩けば名物中華料理店が軒を連ねる南京町があり、そこが祭りの舞台。出しものは「史人游行(しじんゆうこう)」という京劇風の装束の三国志の英雄や楊貴妃などの行進、龍舞や獅子舞などの実演。龍は47メートルあり、日本一の長さ。獅子は南方系獅子舞で、西日本から沖縄にかけて分布。筆者も三国志の赤ひげ孫権に扮して三宮界隈を行進する栄誉に恵まれました。20人ほどの派手やかなパレードです。“ニイハオ”と声をかけられます。“こんにちは”と返せば“この人日本語うまいやんか”。しきりに犬に吠えられました。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

中国の春節をアレンジし旧暦の正月に合わせ、1987年から南京町で始まった、神戸南京町春節祭。祝い事には欠かせない龍や獅子の舞い踊りで賑わい、中国の歴史上の人物に扮してのパレード「中国史人游行」には市民も参加します。北獅や雑技も行われ、各地から大勢の観光客が集まる神戸の冬の風物詩となっています。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

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