日本の祭りレポート
ななくりじんじゃはだかまつり
青年神様は言います。“火の粉の中から外をみる”と。彼らは注連縄のフンドシ姿で、15~20キロもある桶を担いで火の粉を浴びるのです。それは「浄火」を浴びて我が身を清めること。古来、火は神聖なものだったのです。青年神様たちはまず腰を下げて、体を斜め上にねじりあげ、腕を伸ばします。そこで“いー”の掛け声で腰を沈め、“よいっしょ”でねじり立ちます。最後は「連合大三国」。それは甲斐・信濃・駿河のこと。点火、火の粉がシャワーのように降りそそぎ、そこだけが明るく、彼らは地域のため、家族の安寧のためにと体を張ります。そのためには、熱くも、痛くも、苦しくもないとか。
【取材・文:苦田秀雄】
飯田市の七久里神社秋季祭典は「はだか祭」として親しまれています。南北朝時代に始まったとされ、約700年にわたり五穀豊穣や無病息災を祈願、感謝する豊年祭りとして継承されています。山本地区にある7つの集落から選ばれた若者がしめ縄を腰に巻き、同じようにしめ縄を巻いた大樽を頭上で振って、雨のように降り注ぐ火の粉を浴びながら舞います。
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