日本の祭りレポート

小倉祇園太鼓

こくらぎおんだいこ

小倉祇園太鼓1
DATA
7月17日~19日
福岡県北九州市小倉北区
093-562-3341(小倉祇園太鼓保存振興会)
JR山陽新幹線「小倉」駅下車  北九州都市高速「大手町」ランプ
※取材時2009年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

その音は胎内で聞いただろう母の心臓の鼓動

「小倉祇園太鼓」は映画「無法松の一生」で一気に有名になりました。それは全国的にも珍しい太鼓の両面打ち。山車の前後に直径1尺5寸の太鼓を据え、山車を曳きながら両側から打ちます。太鼓は面によって音が異なり、低く腹に響く面を「ドロ」といい、リズムをとります。もう1面が「カン」で、高く軽やかな音で、それがメロディー。これをジャンガラの音に合わせて、品よく、力いっぱい打つとされ、祭り人たちは“地味に叩いて、よく鳴らす”というのが正道だとか。

【取材・文:苦田秀雄】

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