日本の祭りレポート
こいやまつり
これは阪神淡路大震災後、関西を元気にしようと関西圏の大学生が立ち上げた祭り。「こいや」とは関西弁で「おいで」を意味し、「関西に多くの人が来てほしい」という願いです。また彼らの主張は街を美しく、というのがあり、祭りが終われば地域を清掃。祭りは大阪城公園広場のステージをメインに、千里中央や京橋などでも多発的開催。ダンスは民謡、ヒップホップ、民俗音楽なんでもありで、その楽曲で踊るもの。若さ爆発、ひたむきな若者の瞳が輝きます。彼らはこの祭りのために、企業や一般家庭にまで出向いて寄付をお願いするのです。ほとんどが門前払いでも彼らはくじけません。そして街は祭りの前よりきれいになりました。
【取材・文:苦田秀雄】