日本の祭りレポート

岸和田だんじり祭

きしわだだんじりまつり

岸和田だんじり祭1
DATA
9月敬老の日の直前の土曜日~日曜日
大阪府岸和田市
072-423-2121(岸和田市商工観光課)
南海本線「岸和田」駅下車  阪和自動車道「岸和田和泉」IC 阪神高速4号湾岸線「岸和田南」IC
※取材時2011年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

“だんじりにええかっこさせたいんや”

岸和田といえばだんじりです。祭り人は、幼年、青年、壮年、老年の階層に分けられ、役割がはっきり決められ、厳格な統制のもとに躾けられてきました。ここはだんじりが人を結びつけてきたところ。鳴りものと“そーりゃ そーりゃ”の掛け声でだんじりは生命を得て走りだし、道路の角で一気に疾走。これを「遣(や)り回し」といい、屋根の上の大工方は団扇を両手にひらり、ひらり。その姿はあまりにもかっこいい。彼らは2日間で100回も「遣り回し」をし、通算65キロもの距離を走るとか。岸和田人は言います。“だんじりにええかっこさせたいんや”と。自分ではなく、ここの主役はあくまでもだんじりなのです。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

戦国絵巻など精緻(せいち)な彫刻で被われた欅(けやき)のだんじりの重量は約4t、各町そろいの法被姿の町衆に曳かれて34台が城下町をかけまわります。特に辻々を勢いよく直角に方向転換する「やりまわし」の迫力はみどころです。やがて日が暮れるとだんじりには200余りの提灯が飾り付けられ、昼間とはおもむきを異にし、ゆっくりと町をねり歩きます。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

⽇本の祭りレポート⼀覧へ

その他の日本の祭り

お問い合わせ
PAGE
TOP