日本の祭りレポート
はまひがじまかみがみのまつり
ここは琉球開祖のアマミチューとシルミチューという神が降臨したとされる島。琉球の歴史の起点です。この神には5人の子供が生まれ、それが沖縄の人たちの祖先になったとか。島の祭りは1月23日の年頭拝から、6月23日の舟こぎ競漕、7月上旬のハ―リー、8月11日、12日の豊年祭、8月31日、9月1日のエイサーが主なもの。旧正月の年頭拝はこの1年の地域の安寧を祈るもので、派手さはなくても沖縄独特の雰囲気を感じさせる祭りです。それはノロが中心となって区内12ヶ所の拝所や神屋を巡り、島民の健康と島の繁栄を願うもの。ノロや区長は洞穴で祈りをささげ、サンシンの演奏で踊りを奉納。
【取材・文:苦田秀雄】
■1月23日(旧正月)年頭拝(ねんとうおがみ)
■6月23日(旧暦5月4日)御願バーリー(うがん)
■7月上旬 ハーリー
■8月11・12日(旧暦6月24・25日)豊年祭
■8月30日~9月1日(旧盆)エイサー
浜比嘉島(はまひがじま)は神々が住んだといわれる小さな島。昔、アマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シルミキヨ)という男女二神が居を構え、その子どもたちが沖縄の人たちの祖先にあたるといわれています。
※出典:ダイドーグループ日本の祭り