日本の祭りレポート

郡上おどり

ぐじょうおどり

郡上おどり1
DATA
7月15日~9月9日(「徹夜踊り」は8月13日~16日)
岐阜県郡上市八幡町
0575-67-1819(郡上八幡産業振興公社)
長良川鉄道「郡上八幡」駅下車  東海北陸自動車道「郡上八幡」IC
※取材時2006年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

その夜、郡上の夜は朝を知らない

「郡上おどり」は寛永年間、郡上藩主が士農工商の融和を図るために始めたといいます。踊り方は、群集が輪になって踊り、人が随所で交差すること。踊りながら、知らない者同士が声を掛けあったり、笑みをかわしたりするのです。それは7月15日の「おどり発祥祭」から、9月9日の「おどり納め」までの32夜にわたって踊られるロングラン。クライマックスは8月13日の夜から16日早朝にかけての徹夜踊り。踊り手の支度は思い思いで、頬被(ほほかぶ)りあり、尻端折(しりはしょり)ありで、全員下駄履き。キビキビした手振りの踊り方もあれば、風雅なものもあり、誠に趣が豊富。そこは笑顔、笑顔の渦。“郡上の八幡出てゆくときは 雨も降らぬに 袖しぼる”

【取材・文:苦田秀雄】

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