日本の祭りレポート

芦ノ尻道祖神まつり

あしのしりどうそじんまつり

芦ノ尻道祖神まつり1
芦ノ尻道祖神まつり2
芦ノ尻道祖神まつり3
芦ノ尻道祖神まつり4
芦ノ尻道祖神まつり5
DATA
1月7日  ※毎年同日
長野県長野市大岡地区芦ノ尻集落・県道12号線沿い
026-266-2121(長野市地域振興部大岡支所)
JR篠ノ井線「篠ノ井」駅から路線バス  長野自動車道「麻績」IC
※取材時2015年の情報です。変更になる場合もございますので、お出かけの際には事前にご確認ください。

集落を守る道祖神は縄文のチカラ

道祖神は足ノ尻集落の山肌を縫う県道沿いにあります。それは石碑に正月の飾りをつけたもので、道祖神は地域に災いが入らないための番人。正式には道祖神は「藁製神面装飾道祖神(わらせいしんめんそうしょくどうそじん)」とよばれます。風雪に耐え、1年間の役目を終えた道祖神に地域の人々は“こんな姿になってもよくぞ地域を守ってくださいました”とお礼をいいながら新しいものに取り換えるのです。そして、古い神面は願い事が記された紙などと共に燃やして人々の祈りを天に送ります。
大岡地区は四季の伝統行事と、それに関連する食べものが豊富。肩を寄せあって厳しい環境を生き抜くためにはこういった地域の集まりを絶やしてはならないのです。住民アンケートでは「いつまでもここに住みたい」という意見が圧倒的でした。

【取材・文:苦田秀雄】

概要

無病息災を祈念して集落の松飾りを持ち寄って人面の神様を祀ったことに由来し、別名「神面装飾道祖神祭」とも呼ばれています。1.5メートルほどの道祖神の石碑に注連縄を使って怪異な神面を飾りつけ、一年間、集落の守護役とします。神面は長野冬季オリンピックの開会式に登場したことでも有名です。

※出典:ダイドーグループ日本の祭り

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