郡ぐ上じょうおどり家のなかを風が吹きぬけ︑水の匂いが暮らしを包んでいるような︑郡上は心にやさしい町だ︒﹁郡上おどり﹂は美濃北部の山市の川崎音頭も取り入れた独自な踊りである︒それは寛永年遠藤慶隆但馬守が︑士農工商の融和を図るためにはじめたとて踊り︑人と人とが随所ですれ違うことだ︒踊りながら︑知らたり︑微笑みをかわしたりする︒階層がきびしい時代︑藩主の人柄が偲ばれる︒﹁郡上おどり﹂は7月第2土曜日﹁のおどり発祥祭﹂から︑9月第1土曜日﹁のおどり納め﹂8月13日の夜から16日早朝にかけて﹁の徹夜おどり﹂だ︒踊り手の支度は思い思いで︑頬被りあり︑尻端折ありで︑全員下音が夜の郡上に響く︒所作はキ盂蘭盆のカラビキビした手振りの踊りかたもあれば︑風雅なものもあり︑趣ときは雨も降らぬに吉田川の藻をは食んだ鮎を肴に一献やれば︑幸せの香りが全身を満たす︒行われる仏教行事岐阜県その夜郡︑上は闊達に朝を知らない重先祖供養44︑︶郡上藩主撮影/木村美津由紀109実施日/8月13〜16日(徹夜おどり)(全期間は7月第2土曜日〜9月第1土曜日)場所/岐阜県郡上市八幡町電話/0575-67-0002(郡上八幡観光協会)交通/長良川鉄道「郡上八幡」駅下車・東海北陸自動車道「郡上八幡」IC51旅
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