ここは岡山県笠岡市の瀬戸内海に浮かぶ人口700人ほどの白石島︒地元の口伝では﹁︑白石踊﹂は寿永2︵年1183︑︶瀬戸の小島に盆踊りの原型をみる浜に源平水島合戦の武者の死骸が累々と打ちあげられ︑その霊踊りは13種あり︑梵天や団扇を手にして踊る姿はいまそこに死者の霊が舞い降りているのではないかと思わせる独特な所作︒おなじ踊りの輪のなかに男踊・りながらそれぞれの所作が一体化してゆく︒それは芸能的にも希少︒口説﹁は賽の河原﹁﹂那須与一﹁﹂お夏清十郎﹂など10余曲︒いまでも新仏ができると広場で位牌を取り囲み︑島内のその荒々しい霊が生者に災いをもたらさないようにするためだという︒この盆踊り︑観るものをあの世に誘う不思議な怪しさをも︒つ踊りのあと︑海に灯ここは祈りの島︒岡山県る︒新仏は成仏していないため︑と女い踊う・音娘頭踊・と笠太踊鼓がにあありわ︑せて口説踊疎実施日/8月13日〜16日(踊りは20時〜22時まで)場所/岡山県笠岡市白石島電話/0865-69-2121(笠岡市生涯学習課)交通/JR「笠岡」駅下車→笠岡港から高速船108重歴精幽先祖供養50島の盆・白しら石いし踊おどり
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