気け仙せん町ちょうけんか七夕祭り月2011年3大震災の巨大津波が陸前高田市全域をのみ込んだ︒あれから1の一本松﹂にもはや生命の息吹もなく︑荒涼たる大地の向日葵が風に揺れるのみ︒破壊された市役所に貼られた﹁捜索終了﹂の紙が無情︒大震災直後の8月7日︑気仙町の祭り人たちは唯一流されなはもう1基を新調して念願﹁のけんか七夕﹂が実現︒瓦礫の街に夕やみがせまるころ︑巨大な山車が轟音をあげて衝突する︒衝撃に揺れる提灯は亡き人の魂か︒屋根の上では笹を手に若ものがお互いを叩きあう︒この悲しい街にこれだけの喜びの顔がの感激は被災者でなければとても解るま︒いこれこそが祭りの心かりと胸に刻もう︒そして︑戸実を瞼に残してくださ︒いそしらいのは忘れ去られることなのだ︒︵2012年8月取材︶岩手県壊れた心を立て直すのはた︒その様子は全国に報道され︑涙︑涙︒祭りができる幸せ︒そ災星に願いを11日︑東日本106大震災以来のけんかの瞬間だ実施日/8月7日場所/岩手県陸前高田市気仙町今泉地区電話/0192-54-5011(陸前高田市観光物産協会)交通/JR「陸前高田」駅下車・BRT「奇跡の一本松」駅下車49
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