天王祭舞楽山名神社静岡県森町は任侠・清水次郎長一家の鉄砲玉といわれた森の石松の故郷とされる︒この祭りには京都と江戸の文化が同居し都の文化をみる︒まず笛と太鼓さらにふたりの稚児舞﹁八初児の舞﹁︑﹂神子の舞﹂と続き︑次ら山口を経て島根の津和野にも﹁迦陵頻の舞舞︑﹂児﹁が竜の舞﹂さになり︑上半身をエビのようにのけぞらす所作︒これは正統舞楽というよりも森オリジナルで散楽風である︒次﹁が蟷螂の螂山が起源で︑薬業や菓子の販売をしていた外郎家が北条の招きで小田原に移転する際に伝えたもの︒最後﹁に優填獅子の舞﹂で舞楽は終わる︒演舞中︑屋台が次つぎと境内は粋のいい江戸囃子で︑若ものらと江戸のブレンドだ︒東海道は多くの人や物資が往来︒大雨で洪水になれば人々は大川端に滞留する︒そこで旅人は地元の娘と恋に落ちて定住することもあれば︑文化も着床したのである︒実施日/7月中旬の土曜日〜日曜日(要確認)場所/静岡県周智郡森町飯田山名神社電話/0538-85-6319(森町産業課商工観光係)交通/JR「袋井」駅下車・新東名高速道路「森掛川」IC東海道沿いの祭りは東京に消え静岡県遠州に京都と江戸が混ざりあうでてい奉る納︒さひれとるつ舞は神楽社だ︒境内そのこ舞に殿京蟷螂の舞(撮影/下郷和郎)重精9235
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