伊い雑ざわのみ御田植祭や宮伊雑宮は伊勢神宮内宮の別宮で︑祭りはその御神田を中心に行われる︒梅雨のあい間の痛いような太陽の下︑御神田に流なづるいそべのちだにいなほお歌﹂である︒それは第11代垂仁天皇の皇女である倭姫命たちが伊勢神宮に納める神饌を探して志摩を訪れたという伝説に由来するもの︒若ものがいみ忌だけ竹を奪いあうり︒﹂さらに泥田で40人ほどの﹁竹取り神事︒﹂彼らは下帯一枚﹁でゴンバウチワを﹂引き倒し︑り︑最後は御料田から一の鳥居そのかけらを奪いあう︒そこに記された﹁太一﹂﹁は唯一の至高﹂を意味し︑伊勢神宮祭神の天照大神である︒漁師はウチワのかけらを持ち帰り︑船霊様に奉納して豊漁を祈願︒次は早乙女ら﹁の御田植神事︒﹂一列に並んで行儀よく苗をさす︒少年ふたりが田のなかで数え唄を歌いながら舞う﹁刺鳥差﹂があくかけて踊りながら進む﹁踊込み﹂と続く︒時間がおそろしく安絵巻だ︒祭りへの参加はお家の名誉︒早乙女は嫁のもらい手三重県「ゴンバウチワ」が激しく引き倒される「竹取り神事」実施日/6月24日場所/三重県志摩市磯部町上之郷伊雑宮電話/0599-55-0026(志摩市磯部支所)交通/近鉄「上之郷」駅下車・第二伊勢道路「白木」IC88重歴精映豊穣祈願31
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