秋あきう保大滝不動尊例大祭・﹁田植踊は小正月にその年豊作を祈︵願予祝し︶て行われる踊りで︑きらびやかな衣装﹃の早乙女﹄が田植を摸した踊りをはじめ様々な舞踊を行うもの︵︒秋保教育文化振興会資料要約︒﹂︶かつて田植踊の一行は︑小正月の予祝行事として集落をまわり︑門付芸能を演じていたのである︒ここは新緑躍る秋保大滝不動尊西光寺︒その回廊を舞台に︑子どもらは竹ひごの花笠をかぶ弥十郎は小鈴のついた投頭巾︑背に蕪菜紋の広袖を着て︑黒の股引に手甲をつけて踊る︒唄植・二本扇・銭太鼓・太鼓田植・ぞやの所作︑唄︑衣装などをみれば︑全国に多い早乙女の菅笠に手甲脚絆の田植踊とは違い︑洗練された芸能だ︒さすがにここは伊達の藩︒なかには江戸初期の歌舞伎の所作もあり︑これは文化もつ芸能である︒すぐそばの秋保大滝落差55る水がイオンを放ち︑躰の芯に吸いこまれるのを感じる︒秋保温泉郷で旅の疲れを癒そう︒宮城県秋保では田植までもが芸術にり︑長振り袖に広帯姿の早乙女︑い︑笛︑大太鼓・小太鼓が囃す︒演目は入羽・一本扇・鈴田的︑芸術的に極めて高い価値を撮影/芳賀日向実施日/4月29日場所/宮城県仙台市太白区秋保町馬場字大滝秋保大滝不動尊西光寺電話/022-399-2127(西光寺)交通/JR「仙台」駅下車→路線バス76重旅豊穣予祝20秋保の田植踊の
元のページ ../index.html#23