田の神戻し越し﹁︒たのかんさあは﹂南九州霧島市やえびの市一帯の田んぼ脇に200体以上現存する石像の田の守り神であり︑子孫繁栄のシンボルでもある︒それは霧島の噴火や台風に悩まされてきた﹁たのかんさあ﹂は1年間宿をつとめた家で別れの宴を受けて化粧されヤ︑マブ菜・キの山・花・桜そこがこれからの1年間﹁たのかんさあ﹂をお守りする新宅となるのだ︒1年お世話した宿の主人が玄関に立ち︑寂しそうに旅立ちを見送る︒囃しながら﹁たの︵ロか煤んさあ﹂を運ぶのが顔にヘグの化身たち︒道中︑一行は小学校に乱入して子供たちにヘグロをと逃げまわり︑帰りぎわには窓あは﹂蓮華の田圃に祀られる﹁︒里じと︑歌すのりおこ囃ぎ子をに手あにわ︑せ鉦﹁てと法田螺のしい宿はその年の新婚さんの家が担当する決まり︒新宅は盛大な料理で緊張の面持ちでお迎えする︒これから1年間︑朝夕の奉仕がはじまるのである︒この祭りは田園絵巻だ︒おおらかであ藺牟田池が原始の風情をかもす︑鹿実施日/4月10日児島県﹁たのかんさあの﹂お引越しだ神︒舞子﹂を孫踊繁る栄︒とそいしうてこまとたか道ら行新場所/鹿児島県薩摩川内市祁答院町藺牟田麓地区電話/0996-23-5111(薩摩川内市文化課)交通/JR「川内」駅下車→路線バス・鹿児島空港→高速バス6812暮映疎豊穣祈願
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