8おばさまえんねん神小迫の延年ここは岩手県に近い宮城県栗原市郊外の︑家と家とがよりそう里山︒桜のつぼみがふくらむ春はじめ︒のどかな︑静かな勝大寺﹁︒延年舞﹂は寺院芸能のを寿ぎ祈るものである︒勝大寺での法要が終わり︑神輿は白山神社に渡御︒それは神仏習合の姿で︑これはその神社の境内で行われる﹁延年舞﹂でつ﹁入ぎは振坂舞上﹂田で村あ麻る︒呂のふ戦た勝り祈の願僧ある︒まず神男が幣束で四方祓いをする﹁お山開き﹂をし︑祭文を詠む︒その間︑白髪の老女と黒髪の若女が馬上で化粧︒祭とふたりの女が扇で打ちあう︒が薙刀を手に打ちあいながら舞村麻呂と妻の鈴鹿御前が春陽歌にあわせて舞うもの︒最後は那須与一宗高﹁の扇の的﹂の故事をもとにした﹁馬上渡し︒﹂与一や後藤兵衛実基など6人の武者が演舞し︑与一はキリリと弓馬たちが驚いて飛びあがるこ︒の﹁延年舞﹂は古態が残されているきわめて貴重なもの︒神仏習合の不思議な空気が流れる︒う︒さら﹁に飛作舞﹂は坂上田には祝詞宮城県仏混ざりあいの郷の古典劇入振舞(撮影/竹本吉宏)馬上渡し重歴精稀実施日/4月第1日曜日場所/宮城県栗原市金成小迫白山神社電話/0228-22-1151(栗原市産業経済部田園観光課)交通/JR「くりこま高原」駅下車・東北自動車道「若柳金成」IC64
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