NPO祭り_DB001_100選
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西さい大だい寺じ会え陽ようだ︒そのときふたたび灯りがつ岡山市西大寺観音院の境内で裸の男たちが水垢離をする︒床や地面を踏み鳴らし︑もの凄2月︑吉井川の水は冷た︒いが︑い叫び声が交差︒気絶した人がこれから始まる本番を考えれば正会結願の行事で︑室町時代に住職の忠阿上人が民衆に護符を与えたことに始まる︒夜10時︑突然本堂の灯りが消された︒それまで拝殿でゆらめいていた裸男たちの無数の手が瞬時に消えた︒御福窓から2本の宝木が投げ落とされたようき﹁︑本押し﹂とよばれる宝木次々と運び出される︒頭上でゆらめく無数の手が宝木を狙う︒熱でのやけど防止に水が浴びせられ︑湯気がもうもう︒本堂にいるのは3千人︒わずか170境内を含めれば9千人︒宝木を祝主﹂のもとに走り︑1升桝に盛られた米にそれをさしこみ︑争奪戦は終了︒こうして﹁取主﹂に福がもたらされるという︒瞼に焼きついて離れないあ﹁の本押し︒﹂そのとたろうと思う︒令和3年︑コロナ禍で宝木は直接手渡された︒実施日/2月第3土曜日場所/岡山市東区西大寺中西大寺観音院電話/086-942-0101(岡山商工会議所西大寺支所)交通/JR「西大寺」駅下車・山陽自動車道「山陽」IC待ちにしているのである︒︵2014年2月取材2・021年加筆︶の予定日数が満ちること岡山県これは人間活火山!7珍結願重63

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