2020年8月1日

山之口弥五郎(やごろう)どん祭り

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

大人(おおひと)伝説、この「弥五郎どん」は何ものか?

大和朝廷は隼人族を国の枠組に組み入れるべく、八幡神を掲げて武力で制圧。その後、南九州一帯に疫病が流行。これは隼人の祟りであるとされ、「放生会(ほうじょうえ)」を行い霊を慰めるためにこの祭りが始まったとか。ハイライトは「浜殿下り」です。それは「弥五郎どん」を先頭に、神馬、神職、巫女、3基の神輿でおよそ600mの参道を下る神幸。これは的野正八幡宮に祀られている応神天皇(八幡神)が母君の神宮皇后に対面するもので、「弥五郎どん」がそれに随伴。その表情は、いかめしくもあり、ユーモラスでもあり、どこか悠久をみつめるもの哀しさも。それは誇り高い隼人族が朝廷の枠組に組み込まれた哀しさなのか。

実施日/11月3日
場所/宮崎県都城市山之口町 的野正八幡宮 池之尾社
電話/0986-29-1032(「弥五郎どんまつり」保存会)
交通/JR日豊本線「山之口」駅下車 宮崎自動車道「都城」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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