2020年8月1日

日本三大火祭り・須賀川の松明(たいまつ)あかし

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

それは藩主二階堂に対する鎮魂の祈り

文安元年、鎌倉から二階堂為氏が須賀川(すかがわ)に下向し、須賀川二階堂氏の初代当主となりました。その後、戦国の馴れあい政治を変革しようと割り込んできたのが伊達政宗。ときの須賀川城主は伊達政宗の伯母にあたる大乗院。彼女に正宗は何度も使者を遣わし、己の配下になるよう説得。彼女はそれを無視。結果、二階堂家臣や町民は城主のために死を決議。ここに須賀川二階堂は伊達を前に滅亡。この祭りはその二階堂の無念を永遠に留めようとする末裔の想いがこもったもの。五老山に燃えさかる巨大松明群の炎は二階堂武士たちの無念の叫び。それは420年を経たいまに至っても色あせることはないのです。まさに滅びの美学。

実施日/11月第2土曜日
場所/福島県須賀川市 二階堂神社~五老山
電話/0248-88-9144(須賀川市観光交流課)
交通/JR東北本線「須賀川」駅下車 東北自動車道「須賀川」IC下車 福島空港

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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