2020年8月1日

高さ6m、最大直径3m、重さ700㎏もの雌雄の松明

茅原(ちはら)の大とんど

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

心臓をわし掴みにする日本文化の底力

この祭りは西暦700年ごろ、地域が凶作や悪疫に悩まされていたことに起源をもちます。文武天皇の夢枕に現れた神が“茅原の吉祥草寺に行って祈祷をせよ”と告げたとか。その結願が1月14日で、その日神と仏に感謝する意味で雌雄の大松明を献上。午後3時、元旦から続いた修正会の結願法要が始まりました。修験者が法螺貝を鳴らしつつ入場し、四天に向けて鎮霊の矢を放ちます。堂内では僧侶と行者による般若心経の大合唱。祈りをより強いものにする「だだふみ」。燃えさかる大松明。ひたすら鳴りやまない太鼓の音。これぞ日本文化の底力。その迫力は見るものの心をわし掴みにし、古代文化の深淵に誘います。

実施日/1月14日
場所/奈良県御所市茅原(茅原山吉祥草寺)
電話/0745-62-3472(茅原山吉祥草寺)
交通/近鉄御所線「御所」駅下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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