2020年8月1日

五継ぎ獅子の完成

今治(いまばり)地区春の大祭 継ぎ獅子

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

神童は神の領域へ

それは「二継ぎ獅子」から始まりました。つまり人間の2段重ねです。3段、4段重ねは成功。彼らはついに人間の5段重ね、「五継ぎ獅子」に挑戦するというのです。獅子子(ししこ)(神童)がそろりそろりと最上段に登ります。神童の下の4段目は彼の父親。危険極まりない荒行にわが身を挺するのは親しかいないのです。人間トーテムポールはスローモーションのように崩れ落ちました。父親はすかさず息子を抱きかかえます。挑戦は2度失敗。そしてついに成功。拍手がありません。それは空気の振動で崩れるのではないかと思うから。緊張は極限。最上段で神童は足の指に扇を挟んで舞います。いま彼は神になったのです。

実施日/5月第4日曜日 *毎年変更の可能性あり、要確認
場所/愛媛県今治市波方樋口 潮早神社
電話/0898-36-1500(今治市役所)
交通/JR予讃線「波方」駅下車 西瀬戸自動車道「今治北」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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