2020年8月1日

船上で舞う歌舞伎。ここは出雲(いずもの)阿国(おくに)の故郷、朝酌(あさくみ)の促戸(せと)

松江城山稲荷神社式年神幸祭(ホーランエンヤ)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

水の都の日本三大船神事

これは日本三大船神事です。船上での踊り手は舳先(へさき)の剣櫂(けんがい)という男役と、艫(とも)の采振(ざいふり)という女役。これが“ホーランエンヤ”の音頭と囃子に合わせて櫂伝馬(かいでんま)踊りを舞うのです。総乗組員は55名で、櫂掻(かいかき)が32名、総指揮者の伝馬頭取、水先案内人の早助(はやすけ)、舵取り役の練櫂(ねりがい)、櫂伝馬船踊りの剣櫂と采振、音頭取、そして太鼓のお囃子軍団。踊りは遭難しかけた神輿船を助けた馬潟(まかた)の漁師が喜びのあまり櫂をもって踊ったことが起源とされます。ゆえに船団の先頭を走るのがいの一番に救助に当たった「いの一(いち)馬潟」。神霊をのせた船は大橋川を遡り、阿太加夜神社に向けて渡御し、24日の「還御祭」で松江城山稲荷に還御します。

実施日/12年ごと(次回は2030年を予定。5月中旬から下旬にかけての延べ8日間)
場所/島根県松江市
電話/0852-55-5631(松江市観光振興部)
交通/JR山陰本線「松江」駅下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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