2020年8月1日

おろごめ

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

子ども心に刻み込まれる故郷 柊原(くぬぎばる)の浜辺

錦江湾の柊原の浜に1辺およそ3m、深さ1・5mほどの穴が掘られました。それが「苙(おろ)」です。世話役の“始め”の声で砂の穴の合戦は始まりました。それはあたかもレスリング。柊原小学校の6年生は武士に見立てられ「オヤガシラ」、5年生以下は馬に見立てられ「コガシラ」といいます。「コガシラ」は「オヤガシラ」を叩こうが、蹴ろうが自由ですが、「オヤガシラ」は「コガシラ」を引っぱり出す以外に手出しはできない決まりです。これはもともと馬を柵に追い込むことによって武士を鍛えた薩摩藩の軍事訓練だったとされ、それが後世子供たちの健やかな成長を願う小学生の男児の行事として残ったもの。

実施日/6月5日
場所/鹿児島県垂水市柊原
電話/0994-32-1111(垂水市役所企画課)
交通/鹿児島港からフェリー

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

ページ先頭へ