2022年4月28日

田野辺(たのべ)の天祭(てんさい)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

成人式は太陽神に見守られて

「天祭」とは太陽を祀る祭りです。それは山の上や櫓の上などに桟敷を組み、日天・月天・帝釈天・毘沙門天など12天の描かれた掛軸をかけ、風雨順調と五穀豊穣を祈るもの。祭りは「天棚上」で宮司と行人による祈祷があり、「天棚下」では太鼓・笛・鉦が囃します。氏子たちは提灯を手に、“ごーらいごう”のかけ声で「天棚」を回ります。ここでは中学2年になれば大人として認められ、氏子の一員となるのです。それを「書き換え」といい、通過儀礼。彼らは白い下帯に白足袋姿で御嶽山神社に参り、高龗神社で「はだかもみ」を披露。お互いが腰に手を回し、輪になってぐるぐる回ります。その姿、“どうだ、大きくなった俺をみてくれ”と言わんばかり。

実施日/8月第3土曜日~日曜日
場所/栃木県芳賀郡市貝町田野辺 高龗神社
電話/0285-68-0020(市貝町生涯学習課)
交通/真岡鐵道「市塙」駅下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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