2021年3月1日

西表島の節祭(しち)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

「節」に生きる祈りの島

これは祖納(そない)集落の祖とされる大竹祖納堂儀佐に感謝の意をささげる祭り。それは地区の行事で最も大切なものとされ、だれもがそれを避けて通ることのできないものなのです。祭り2日目は「世乞い(ユークイ)」という中心行事。前泊の浜に向かって旗頭を先頭に、ミリク様(弥勒菩薩)、「節アンガー踊り」の婦女子たちが、頭から黒い布を被った「フダチミ」に続いて神女たちの一行が進みます。それは神々の、異次元の世界。祭りは勇壮な「棒芸」や、まるま盆山という湾の小島までの「船漕ぎ競漕」などがあり、いずれもがディープ琉球の世界。演じものには本土の正月芸能や江戸時代の風情、また大陸や東南アジアの文化までもがミックスした、ここはまさに文化の十字路。

実施日/旧暦10月前後の己亥の日から庚子、辛丑の連続する3日間(要確認)
場所/沖縄県八重山郡竹富町西表 祖納地区・干立地区
電話/0980-87-6257(竹富町役場教育委員会社会文化課)
交通/石垣島離島ターミナルから「上原港」高速船で約50分

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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