2020年6月18日

おわら風の盆

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

「おわら」、そこは日本のオリンポスか

世の中にこんなにも切なく、妖艶な踊りがあったでしょうか?気高く、凛とした空気が漂います。八尾には11の町内があり、それぞれが毎年9月1日から4日の早暁にかけてひたすら踊ります。町内によってその所作と着物、音曲は微妙に異なります。
遠くから地方(じかた)衆の唄、三味線、太鼓、胡弓の音が聞こえ、「おわら」は諏訪まちの石畳をおりてきました。女踊りの反り返り、案山子(かかし)男の勇ましさ、男女の抱きあう悩ましさ。夜の帳(とばり)よ、どうか明けないで欲しい。この一瞬を永遠に閉じ込めて欲しい。この踊りが芸術民謡としてここまで高められたのは、文人・小杉放菴、野口雨情、踊りの若山吉三郎たちの支えもあったのです。“この所作は八尾生まれにしかできない”と古老は言います。

実施日/9月1日~4日早暁
場所/富山県富山市八尾町
電話/076-454-5138(越中八尾観光協会)
交通/JR高山本線「越中八尾」駅下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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