2021年3月1日

太郎太郎祭

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

東シナ海浜辺の祭り

これは「船持ち」と「田打ち」で構成され、前者は豊漁、後者は豊作を予祝する祭り。あわせて数えで5歳になった男児を祝う行事も。
祭りは「船持ち」から始まりました。神社から舟唄にあわせて紋付羽織の男性たちが数珠つなぎになって80㎝ばかりの模型船を境内に持ちだします。「御船降ろし」です。境内は海に見立てられ、船はそこを航海。次は豊作を願う「田打ち」です。蓑(みの)カッパ姿の農民親子が登場。父親は「テチョ」と呼ばれ、息子が「太郎」。ふたりの掛けあいが観客を笑わせます。それは何を喋っているのかさっぱり理解できない田植劇。祭りが終わって5歳児の家に近隣住民が集まって延々大宴会。こうして幼児は地域の一員になるのです。

実施日/旧暦2月4日に近い日曜日
場所/鹿児島県いちき串木野市羽島 羽島崎神社
電話/0996-21-5113(いちき串木野市社会教育課文化振興係)
交通/JR鹿児島本線「串木野」駅下車 南九州西回り自動車道「串木野」IC

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

ページ先頭へ