2021年3月1日

二窓(ふたまど)の神明祭

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

茜雲の瀬戸、巨大な神さま炎の柱となる

神明さんとは天照大神(あまてらすおおみかみ)、つまり太陽神のことです。旧忠海東小学校に25mもの神明さんが立ち、その胴体には「モチ」とよばれる大中小の輪っかがつけられ、願いの書かれた飾りものが浜風になびいています。全員力を合わせて神明さんを揺すります。神様の練り歩きです。櫓の上では2人の女装青年が太鼓を打ち続けます。瀬戸内が紅に染まってきました。皆が炎を手に手に神明さんを取り囲みます。全員が走り寄って点火。それは一気にぼぅと燃えあがり、熱が躰を直撃。真竹のはぜる音、シダの焼ける音で神様は炎の柱となり、あっという間にどぅと崩壊。涙が止まりません。それは太陽の崩落か。自然を畏敬してきた先人たちの想いが胸をついたのかもしれません。

実施日/2月第2日曜日
場所/広島県竹原市忠海東町 旧忠海東小学校
電話/0846-22-7745(竹原市地域振興部産業振興課)
交通/JR呉線「忠海」駅下車 山陽自動車道「本郷」IC

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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