2021年3月1日

燃えさかる御小屋に歓声をあげる神々

柳沢の焼け八幡

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

“酒呑んで俺たち神様になるんだぁ”

“酒呑んだら俺たち神様になるんだ。柳沢の家ぜんぶ回るんだ。嫁っ子の顔にヘソビ(煤)つけて回るんだ”
これは柳沢集落の小正月の祭り。毎月の天候占いと作(さく)占(うら)*などの行事がまざったもの。呑む酒はひとりほぼ1升。神になった若者20人は家人総出で待つ家に草履のまま乱入。そして家人とまた酒を。神様の手はでヘソビで真っ黒。神様は突然その手をお嫁さんの顔にべたり、べたり。真っ黒い顔になった嫁はこうして集落の一員になるということであり、それは神様降臨の目印。40軒を回り終えた神々は祠に戻り、若者長が御小屋に点火。その煙の流れる方向で作柄を占います。西の方向なら山の恵み、東なら里ということ。
*作占:農作物の豊凶を占うこと

実施日/1月第2土曜日~日曜日
場所/宮城県加美町柳沢
電話/0229-69-5113(加美町生涯学習課文化財係)
交通/JR東北新幹線「古川」駅下車 東北自動車道「古川」IC

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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