2020年8月18日

鴻(こう)八幡宮例大祭

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

“まだ帰りとーねー、上げてくれー”

神社の鳥居をくぐれば長さ70m、勾配16度の急坂が迫ってきます。珍しい参道です。その参道を笠鉾を先頭に千歳楽(山車)と18台のだんじりが駆け上がるのです。祭りの町内は上の町4地区、田の口5地区、下の町9地区の大所帯。屋根の上では数人の若者が気勢を上げ、町内総出で綱を引きます。小学生の「シャギリ(囃子)」が彼らに力を与えます。それはだんじりの動きにあわせて7曲の使い分け。その演奏手法はそれぞれが門外不出。還御に当たりだんじりは「下がりは囃子」の物悲しい音色で坂を下りますが、音色が変わってまた坂を上ろうとします。それは岡山弁で、“まだ帰りとーねー”ということか。

実施日/10月第2土曜日~日曜日
場所/岡山県倉敷市児島下の町 鴻八幡宮
電話/086-472-3125(鴻八幡宮)
交通/JR瀬戸大橋線「児島」駅下車 瀬戸内自動車道「児島」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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