2020年8月18日

榊(さかき)祭り

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

これは人間道祖神

佐久市望月宿は千曲川に合流する鹿曲(かくま)川沿いの旧中山道25番目の宿場町。その昔、街道にはあらゆるものが往来し、この宿場にもあらゆるものが逗留しただろうと思います。8月15日、夕方6時半、松明山で点火された松明を手に手に、道祖団の若者らは2㎞の山道を駆けおり、鹿曲川に架かる望月橋へ。そして橋の片側に整列し、掛け声もろとも手にした松明を川に投げ込みます。見事な放物線は光の滝。夜8時、出発の儀式をすませた東町、本町、西町、白山の榊神輿がやってきます。途中、お互いの神輿が荒々しい煽(あお)りあいをみせます。鋭いホイッスルの音がいくつも鳴り響き、榊神輿は乗っている若者もろとも前後にガツンガツンと揺すられ、天に伸びた生木もそれにあわせてバサリバサリ。街道はこの榊の枝葉で祓い清められてゆくのでしょう。

実施日/8月15日
場所/長野県佐久市望月 旧中山道・望月宿一帯
電話/0267-53-3111(佐久市役所総務部望月支所経済建設環境係)
交通/JR北陸新幹線「佐久平」駅下車 中部横断自動車道「佐久南」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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