2020年8月18日

山名神社天王祭舞楽

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

遠州に京都と江戸が混ざりあう

この祭りには京都と江戸の文化が同居しています。ひとつは舞楽です。その演目「鶴の舞」は京都祇園から山口を経て島根の津和野にも伝わったもの。さらに「蟷螂(とうろう)*の舞」も京都祇園祭の蟷螂山にみられます。これは菓子の販売をしていた外郎家が北条の招きで小田原に移転する際に伝えたものです。祭りのフィナーレはこの舞楽の途中境内に次々と入ってくる8基の屋台。それは粋のいい江戸囃子で、江戸っ子のパワーを発散。京都と江戸との奇跡のブレンドです。東海道は多くの人や物資が往来。大雨で洪水になれば人々は大川端に滞留します。そこで旅人は地元の娘と恋に落ちることもあれば文化も着床したのです。
*蟷螂:カマキリ

実施日/7月14日、15日に最も近い金曜日~日曜日
場所/静岡県周智郡森町飯田 山名神社
電話/0538-85-6319(森町産業課商工観光係)
交通/JR東海道本線「袋井」駅下車 新東名高速道路「森掛川」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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