2020年8月17日

熾烈な御福木争奪戦

久井(くい)稲荷神社はだか祭

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

祭りという名の同窓会

この祭りは大正時代に裸で初詣をした人がいたことと、隣県岡山の「西大寺会陽」をみた人もあり、それを参考に大正8年に創設。祭りの特徴は久井中学校の卒業生が卒業年度ごとの単位になって行うもので、ある意味同窓会。夜、川で身を清めた若者たちが続々登場。彼らは境内に設けられた4本の柱のなかでもみあいます。これは「地押し」といい、身を清める行為。このとき気温はマイナス1度。宮司が白布の御福木を投下。ここからが修羅場です。身体と身体がこすれあってもうもうと湯気があがります。摩擦でやけどをしないようにバケツで水がかけられます。怒号がとび、くんずほぐれつ。それはまるで裸のラグビー。

実施日/2月第3土曜日
場所/広島県三原市久井町江木 久井稲生神社
電話/0847-32-6029(久井稲生神社)
交通/JR山陽新幹線「三原」駅から路線バス

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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