2020年8月17日

菅生石部神社の境内で青竹を叩き割る若者

御願(ごんがん)神事(竹割まつり)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

雪の川、大蛇流れる北陸路

「御願神事」は、若い娘を人身御供にださねば田畑を荒す、とおびやかす大蛇を、青竹を激しく叩きつける音で退散させ、最後に退治するという祭り。英雄が大蛇を倒すという伝説は、野蛮な神(動物信仰)が英雄(人間信仰)に変わる過程のもので、それは世界の古代伝説に共通するパターンです。下帯の若者らが境内に積まれた竹をかつぎあげ、ものすごい勢いで地面を叩き始めました。そして大蛇に摸した大縄をかついで近くを流れる大聖寺川に向かい、敷地天神橋から大縄を投げ落としました。こうして悪疫は流され、地域に平安がもたらされるのです。これは武芸の鍛錬も兼ねます。

実施日/2月10日(午前11時~12時頃まで)
場所/石川県加賀市大聖寺敷地 菅生石部神社
電話/0761-72-0412(菅生石部神社社務所・御願神事保存会)
交通/JR北陸本線「加賀温泉」駅下車 北陸自動車道「加賀」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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