2020年8月15日

御船島をまわる早船競漕。これは世界唯一の川の参道。1900年の歴史の重みを感じる

熊野速玉大社 御船祭(みふねまつり)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

ここは神の降る里

その日、雲は低く山を包みこみ、霊気漂う熊野速玉大社に熊野速玉大神が降臨。ここは神の降る里(故郷)か、異界への入り口か。10月15日の祭りは「神馬渡御式」に始まり、熊野川端の「杉の御仮宮」古式の神事を行ってふたたび大社の本殿に戻るスケジュール。翌16日は熊野速玉大神の后である熊野夫(くまのふ)須美(すみの)大神(おおかみ)来臨の再現です。神輿と斎主船、諸手船、神幸船、早船が熊野川を渡御。これぞまぎれもない古代の風景。熊野川河原の下札場を起点に氏子地区9町の早船競漕があり、川の参道を渡御した神輿は「杉の御仮宮」で松明の灯りのもと神代の祈りが奉げられます。神話の世界に胸が震え、涙腺がゆるみます。

実施日/10月15日~16日(御船祭は16日)
場所/和歌山県新宮市新宮 熊野速玉大社
電話/0735-23-3333(新宮市商工観光課)
交通/JR紀勢本線「新宮」駅下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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