2020年8月15日

「お岩木さま」を目指して

お山参詣(さんけい)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

囃子(はやし)が呼んだご来光

「お山参詣」は旧暦の8月1日に津軽一円の集落から男子が集団で岩木山に登ってご来光を仰ぎ、豊作を祈るもの。山の頂上に登ることを西洋人は「征服」といい、日本人は「登拝」といいます。それは日本人が自然を崇拝の対象として考え、人間も自然の一部としてきたからで、「霊峰」という概念は日本特有。この行事は3日間にわたって行われ、初日は「向山」といい、参詣者はそれぞれの地域の神社で出発のあいさつ。翌日は「宵山」で、人々は団体ごとに隊列を組んで岩木山神社へ。3日目は旧暦の8月1日で、未明に頂上の奥山を目指します。人々は頂上でご来光を拝み、言います。“これでこの1年も元気で暮らせる”と。

実施日/旧暦8月1日を含む3日
場所/青森県弘前市 岩木山神社
電話/0172-83-3000(岩木山観光協会)
交通/JR奥羽本線「弘前」駅から路線バス 東北自動車道「大鰐弘前」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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