2020年8月15日

御船、茶畑を走る

大江八幡宮の御船(おふね)神事

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

御船、稲穂の海を走る

この祭りは江戸中期に相良湊の廻船問屋によって始められたとされ、その様子は「遠江古蹟図絵」にも描かれています。それは相良藩主の田沼意次がお国入りしたときに廻船問屋が精巧な船の模型をつくって寄進し、その船を練って入城したのがきっかけでした。神輿を先導するのは3艘の御船で、それは樽廻船、菱垣廻船と中学生の御船で本物そっくりにつくられている精緻なもの。縮尺は10分の1。御船は神幸中ときどき練り唄にあわせて、荒波を乗り越えるように前後に激しく揺らされ、一気に数10m走ったり、お旅所の神事でもまた激しく揺さぶられます。3艘の動きを一体化させるのが彼らの腕のみせどころ。

実施日/9月第3日曜日
場所/静岡県牧之原市大江 大江八幡宮
電話/0548-53-0120(牧之原市相良文化財調査事務所)
交通/JR東海道新幹線「静岡」駅から路線バス 東名高速道路「相良牧之原」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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