2020年8月15日

火を投げ上げる

市木(いちき)古式十五夜柱松神事・火祭

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

“え~いとな~ ど~んとな~”で龍蛇を退治

古来この辺りはしばしば大きな台風に悩まされてきました。これは台風の風で生じる竜巻を龍蛇に見たて、口の中に火を投げ入れて退治しようとする祭り。勢子たちが“え~いとな~ よ~いとな~”の掛け声で柱松を立てます。高さはほぼ30m。柱松には「巣」といわれるカゴがあり、それが大蛇の口に見立てられ、その中には燃えやすいように藁を敷いています。柱松の「巣」に向けて投げ入れが始まりました。彼らはぐるぐる小松明を振り回して思いっきり高く投げ、上から「巣」を狙います。小松明が「巣」に乗り、それは炎を上げ、柱松は燃え落ちました。これで龍蛇が退治され、地域に平安がもたらされるのです。

実施日/9月3日
場所/宮崎県串間市市木 岩折神社前 多目的運動広場
電話/0987-71-5011(串間市役所市木支所)
交通/JR日南線「南郷」駅下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

ページ先頭へ