2020年8月15日

閻魔様に裁かれる亡者

鬼来迎(きらいごう)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

虫生(むしょう)の里の地獄劇

「鬼来迎」は、地獄の様を演じる仏教劇です。それは仏教を信奉しなければ地獄に堕ちることを劇で教えるもの。内容は子供でも理解でき、ひどく恐ろしく、不気味な劇。演者の舞台を踏む音、戸板を叩く音などもドンドン、バシバシ異様に大きく、迫力満点。幼児らも真剣に、恐る恐る観劇。閻魔様の裁量を受けて、生前悪事をはたらいた者は鬼に追われ、釜茹でにされ、刃物で刺され地獄に向かうのです。しかし最後に観音様が現れて鬼どもを説き伏せ、亡者を浄土に導きます。これはどんな教育よりも効果がありそう。劇が終わって古老がつぶやきました。“住んでいる虫生が浄土かも。毎日変わったことは何にも起きない”と。

実施日/8月16日
場所/千葉県山武郡横芝光町 広済寺
電話/0479-84-1215(横芝光町観光協会)
交通/JR総武線「横芝」駅下車 銚子連絡道「横芝光」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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