2020年8月14日

坂上田村麻呂の戦勝祈願とされる「入振舞」

小迫(おばさま)の延年

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

神仏習合の郷の古典劇

「延年舞」は寺院芸能のひとつで、舞うことによって長寿を寿(ことほ)ぎ祈る芸能です。「小迫の延年」はまず神男が幣束で四方祓いをする「お山開き」をし、祭文(さいもん)を詠みます。その間、白髪の老女と黒髪の若女がそれぞれ馬上で化粧をします。祭文を詠み終わった神男をふたりが奪おうと扇で打ちあいます。次は坂上田村麻呂の戦勝祈願である「入振舞(いりふりまい)」で、ふたりの僧が薙刀を手に舞います。つづく「飛作舞(ひさまい)」は坂上田村麻呂と妻の鈴鹿御前が春陽歌にあわせて舞うもの。最後は那須与一宗高の「扇の的」の故事をもとにした「馬上渡し」。与一や後藤兵衛実基など6人の武者が演舞し、与一はキリリと弓をひき見事に的を射抜きます。

実施日/4月第1日曜日
場所/宮城県栗原市金成小迫 白山神社
電話/0228-22-1151(栗原市産業経済部田園観光課)
交通/JR東北新幹線「くりこま高原」駅下車 東北自動車道「若柳金成」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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