2020年6月24日

三熊野神社境内に勢ぞろいした屋台

三熊野神社大祭

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

東海道に残る江戸の華 遠州横須賀、祭りの渦

この祭りの起源は、遠州横須賀藩主の家臣が江戸の天下祭の屋台の様式と囃子をこの地に持ち込んだとされます。屋台を曳く掛け声は“した した した”。これは参勤交代の“したに~したに”が訛ったもの。衣装は江戸の火消し装束。東海道沿いの祭りには東京に消えかかった江戸文化が残っています。大川の洪水で大名行列や旅人が長逗留し、そこに江戸文化が着床したのです。ここでは屋台を「祢里(ねり)」といいます。文字通り、それは凄まじいうねりをなす圧倒的な祭りのチカラ。屋台を曳く若者らは元気に泥酔状態。そこに神輿が。彼らは素早く道路わきに一列正座。手を膝に揃え、静かに頭を垂れます。日本の祭りここにあり。

実施日/4月第1金曜日~日曜日
場所/静岡県掛川市横須賀 三熊野神社
電話/0537-48-1000(掛川市役所大須賀支所)
交通/JR東海道本線「袋井」駅から路線バス 東名高速道路「袋井」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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