2020年6月24日

三國神社前に集合した各町6基の人形山車

三国祭

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

丹下左膳が街を練る

2基の神輿と神宝棒持の行列、武者行列、武者人形山車(やま)が新緑の若狭の港町を練ります。なかには丹下左膳も。高さ6.5mほどの人形山車は市内の狭い路地をハネ上げ笛と三味線、太鼓の囃子にのってゆっくりと進みます。その光景は豊かな地方都市の、手造りの温かさを感じるもの。人形も手作りで、巡行のタイムスケジュールも大雑把で、細かいことには無頓着。かつて三国湊は北前交易の風待ち港として使われましたが、瀬戸内交易航路の開設により、敦賀や小浜が衰退し、松平藩唯一の外港だった三国に脚光があたることになるのです。神仏分離以前の形を残すこの祭りには、あちこちに豊かなおらかさがみられます。

実施日/5月19日~21日
場所/福井県坂井市
電話/0776-50-3152(坂井市商工観光課)
交通/JR北陸本線「芦原温泉」駅から路線バス

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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