2020年6月24日

松明は高さ3mの筍型で、70基余の数に及ぶ

吉田の火祭り

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

富士は神。堂々と下界を見おろす

富士山は山岳信仰に起源をもつ霊山です。祭りの日、北口本宮富士浅間神社で「発輿祭」があり、真榊台、太鼓、神輿、冨士御影の列で御神幸が出発。富士御影は朱色に塗られた富士山型の神輿で、しばしば激しく地面に放り投げられます。それは荒ぶる神霊を鎮めるまじない。旧御師(おし)街の沿道には巨大な結松明(ゆいたいまつ)が一直線に並べられ、合図とともに一斉に点火。街中が火の海です。富士の稜線にも点々と炎が見えます。火の列は天に向かって真っ直ぐ。その先にあるのが霊峰富士。夜のため全容をみせないその山は、無言の威圧感をもって里人を見下ろしています。富士は圧倒的な存在感を感じさせる神。

実施日/8月26~27日
場所/山梨県富士吉田市 北口本宮富士浅間神社 諏訪神社
電話/0555-22-1111(富士吉田市役所)
交通/富士急行電鉄大月線「富士吉田」駅下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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