2020年6月24日

これが「本押し」だ

西大寺会陽(えよう)

取材・文

日本の祭り研究所 所長
NPO日本の祭りネットワーク副理事長
苦田 秀雄

これは人間活火山!

この祭りは修正会結願(しゅじょうえけちがん)の行事で、室町時代に住職の忠阿上人が修正会法願の日に護符を民衆に投げ与えたことに始まるもの。
午後10時、灯りが消され、本堂の御福窓から2本の宝木(しんぎ)が投げ落とされ、「本押し」とよばれる宝木争奪戦が始まりました。群集は大床や地面を踏み鳴らし、もの凄い叫び声が交差。かつて、その声は瀬戸内海を越えて香川県まで届いたとか。ゆらゆらと無数の手がゆらめき、この景色は巨大なイソギンチャクか、人間活火山か。本堂にいるのは3000人。わずか170㎡の場所に!境内を含めれば9000人。宝木を取った男は「祝主(いわいぬし)」に走り、1升桝に盛られた米にそれを差し込み、争奪戦は終了。

実施日/2月第3土曜日
場所/岡山市東区西大寺中 西大寺観音院
電話/086-942-0101(岡山商工会議所西大寺支所)
交通/JR赤穂線「西大寺」駅下車 山陽自動車道「山陽」IC下車

※変更になる場合もございますので、お出かけの際は事前にご確認ください。

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